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歯石除去
歯石除去は、健康な口腔を
維持するための重要な
ケアです
歯石とは
歯石は、プラークに唾液中のミネラルが沈着し、石灰化したものです。プラークの段階であれば歯みがきやデンタルフロス・歯間ブラシで除去できますが、歯石になると患者さんご自身では落とすこはできません。どれだけ丁寧にセルフケアをしても、歯石ゼロの状態を維持するのは現実的に不可能であるため、歯科医院にて定期的な歯石除去が必要となります。
歯石のつきやすい場所
歯石は歯面のどこにでも発生しますが、特につきやすい場所があります。
- 前歯の裏側
- 上の奥歯の外側
これらの場所は、プラークが溜まりやすいため、日々のセルフケアで特に丁寧にみがくことが大切です。
なぜ歯石を取る必要があるのか
歯石そのものが直接悪影響を及ぼすわけではありませんが、放置することでこのような問題が生じます。
歯周病のリスクを高める
歯石の表面はプラークが付着しやすい性質を持ち、歯周病のリスクを高めます。
口臭の原因になる
歯石にプラークが付着し、歯周ポケットが塞がれることで嫌気性菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
歯がみがきにくくなる
歯石の存在により、歯ブラシが届きにくくなり、虫歯のリスクも高まります。
歯石の原因
プラークを48時間放置すると歯石になります。
丁寧なセルフケアをしていても、100%プラークを除去することは困難で、わずかなみがき残しが石灰化し歯石となります。
歯石除去の頻度
3~6ヵ月に1度の定期的な歯石除去をおすすめします。セルフケアの状態により、頻度を調整することができます。
費用の目安
健康保険が適用される場合、3割負担でレントゲン検査を含め1回あたり3,500円~5,000円程度が目安となります。
伊藤歯科クリニッが考える歯石除去
伊藤歯科クリニックでは、歯石除去を歯周治療の中核として位置づけています。歯石はプラークが石灰化したものであり、その存在が適切なホームケアを妨げ、さらにプラークの停滞因子となるため、その除去は非常に重要です。
歯石の成分について
歯石は主に以下の2種類に分けられます。
- 歯肉縁上歯石(外から見える部分の歯に付着する歯石。一般的に白色や黄色っぽい色をしています。)
- 歯肉縁下歯石(歯周ポケットに付着する歯石。外から確認できず、レントゲン検査や細い器具での確認が必要です。)
どちらもリン酸カルシウム塩を主成分としています。カルシウムイオンやリン酸イオンの供給源は、プラーク周囲に存在する液体(唾液など)とプラーク液です。ただし、これらのイオンが過飽和状態にあるだけでは歯石は形成されません。沈着のための核となる物質が必要で、歯石の場合はプラーク中の細菌がその役割を果たしていると考えられています。
特に歯肉縁下歯石は、縁上
歯石よりも無機質の密度が
高く、
より硬いため除去が
困難です。
当院の歯石除去の特徴
当院では、経験豊富な歯科衛生士による歯石除去をおこなっています。
最新の超音波スケーラーを使用することで、ほとんどの歯石を効率的に除去することができます。これにより、術者の負担だけでなく、患者さんのご負担も大幅に軽減することができます。
当院の歯石除去の方法
検査
口腔内検査、レントゲン検査で歯、歯茎、顎の骨の状態を調べます。
スケーリング
歯肉縁上のプラーク、歯石を除去します。
ルートプレーニング
歯肉縁下のプラーク、歯石を除去します。
フラップ手術
深い歯周ポケットの歯石除去が必要な場合におこないます。
歯石除去は単なるクリーニングではなく、口腔健康の維持に不可欠な治療です。
当院では、最新の技術と豊富な経験を活かし、患者さんお一人ひとりに最適な歯石除去をご提供しています。定期的な歯石除去と適切なホームケアの組み合わせにより、健康で美しい歯を長く保つことができます。ご不安な点やご質問がありましたら、お気軽に当院にお尋ねください。
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